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ダヤプティ(DayaPutih)ヨガとので・あ・い
スカットです!
今日は私がパリの教室や道場喫茶去でご指導している、ダヤプティとその師匠について語るのである!
バリ島のウブド村から車で1時間弱の、名も無い奥地に私の師匠であり、ダヤプティの代表、王室の専属講師でもあるカンジェン・マディ先生が、長年かけて探し求めた聖地に建てた合宿場がある。 周りには田んぼとジャングルの様な森しか無いその土地は、優しく、神聖な空気に包まれていて、聞こえて来るのは、虫や鳥の声、風の音、時々果物が木から落ちる音だけ。 そこで先生とのマンツーマンの合宿である。 電気もガスも無いので、暗くなると、灯りはロウソクの火だけ。 本も読めないので、休み時間にすることと言ったら独り庭の椅子で三角座り。 (敷地はすごく広いので、どっかに先生たちはいるにはいるんだけど、どこかは不明。) でも、不思議とまーったく恐くも寂しくも無く、「自分は本当に大自然の一部であり、大自然に守られているんだな~。」と、心の底から安心感や温かい気持ちが溢れて来るのである。 大自然って不思議だなあ。
全くもって無防備な敷地なのだが、先生は「ここは神聖な良い空気に守られてるから、絶対大丈夫!泥棒も誰も悪いモノは入って来れない!」と言っていたので、そう言う事らしい。 役所から注意された時も、そう言ったら納得されたらしい。
先生がまたおもろいおじさんなのだ。 かなりののんびり屋さんなのである。 お稽古中にもたまにいきなり庭いじりが始まったりする。 そりゃー先生が建てた道場なので、気になっちゃたりするのだろう。 でも「先生~、もうちょい集中しようよ~。」と思ったりもする。 これまたお稽古中に、庭に住みついてる野生の鶏の巣に、卵が生まれてるかふと見に行く事もある。 2個産まれてていたら、1個もらって1個は置いておくそうだ。 木に生ってる見知らぬフルーツを長い棒で突っつき始めることもある。 謎のフルーツを手渡され「食べてみなさい。」と言われ、かじってみると死ぬほどすっぱかったりする。 渋い顔をすると、 「あははー、でもとても身体に良いんだよ。」と笑っていた。 先生は言う。「僕は自分の生徒たちを家族だと思っている。皆には、謙虚な気持ちでいることはもちろん大切だけど、ストイックになり過ぎたり、視野が狭くなって欲しくない。 いつも笑顔でいて欲しいと願うだけだ。」 「花はこの世で一番美しい。”花の様になる。” それだけで良い。」と。 ダヤプティは、自然の中に美しく咲く、一輪の花の様になることを目指すエクササイズなのである。
ちなみに先生も絵描きでもあり、時々展示会もしてるし、本も出してるし、音楽や舞台演出もしてる。 先生は「自分はヨギーでは無く、アーティストだ。」と言っている。 夜になると竹笛で自作の音楽を吹いてくれたりもする。 とまあ、そんな先生でいつも面白いのだ。
それまでフランス、パリの教室で指導を続けていたのだが、初めて美咲町の山に訪れた時、その美しさや神秘性に惹かれ、大自然に囲まれた環境で行うバリでのお稽古の素晴らしさを、そこで再現出来るのではと感じた。 先生のエスプリを受け継ぎ、バリで感じたあの不思議に満たされた感覚を少しでも多く人に、日本でも伝えられるのではと思い、パリでの教室を一旦閉め、美咲町でのヨガ合宿を開催することに決めたのだった。
今日は私がパリの教室や道場喫茶去でご指導している、ダヤプティとその師匠について語るのである!
バリ島のウブド村から車で1時間弱の、名も無い奥地に私の師匠であり、ダヤプティの代表、王室の専属講師でもあるカンジェン・マディ先生が、長年かけて探し求めた聖地に建てた合宿場がある。 周りには田んぼとジャングルの様な森しか無いその土地は、優しく、神聖な空気に包まれていて、聞こえて来るのは、虫や鳥の声、風の音、時々果物が木から落ちる音だけ。 そこで先生とのマンツーマンの合宿である。 電気もガスも無いので、暗くなると、灯りはロウソクの火だけ。 本も読めないので、休み時間にすることと言ったら独り庭の椅子で三角座り。 (敷地はすごく広いので、どっかに先生たちはいるにはいるんだけど、どこかは不明。) でも、不思議とまーったく恐くも寂しくも無く、「自分は本当に大自然の一部であり、大自然に守られているんだな~。」と、心の底から安心感や温かい気持ちが溢れて来るのである。 大自然って不思議だなあ。
全くもって無防備な敷地なのだが、先生は「ここは神聖な良い空気に守られてるから、絶対大丈夫!泥棒も誰も悪いモノは入って来れない!」と言っていたので、そう言う事らしい。 役所から注意された時も、そう言ったら納得されたらしい。
先生がまたおもろいおじさんなのだ。 かなりののんびり屋さんなのである。 お稽古中にもたまにいきなり庭いじりが始まったりする。 そりゃー先生が建てた道場なので、気になっちゃたりするのだろう。 でも「先生~、もうちょい集中しようよ~。」と思ったりもする。 これまたお稽古中に、庭に住みついてる野生の鶏の巣に、卵が生まれてるかふと見に行く事もある。 2個産まれてていたら、1個もらって1個は置いておくそうだ。 木に生ってる見知らぬフルーツを長い棒で突っつき始めることもある。 謎のフルーツを手渡され「食べてみなさい。」と言われ、かじってみると死ぬほどすっぱかったりする。 渋い顔をすると、 「あははー、でもとても身体に良いんだよ。」と笑っていた。 先生は言う。「僕は自分の生徒たちを家族だと思っている。皆には、謙虚な気持ちでいることはもちろん大切だけど、ストイックになり過ぎたり、視野が狭くなって欲しくない。 いつも笑顔でいて欲しいと願うだけだ。」 「花はこの世で一番美しい。”花の様になる。” それだけで良い。」と。 ダヤプティは、自然の中に美しく咲く、一輪の花の様になることを目指すエクササイズなのである。
ちなみに先生も絵描きでもあり、時々展示会もしてるし、本も出してるし、音楽や舞台演出もしてる。 先生は「自分はヨギーでは無く、アーティストだ。」と言っている。 夜になると竹笛で自作の音楽を吹いてくれたりもする。 とまあ、そんな先生でいつも面白いのだ。
それまでフランス、パリの教室で指導を続けていたのだが、初めて美咲町の山に訪れた時、その美しさや神秘性に惹かれ、大自然に囲まれた環境で行うバリでのお稽古の素晴らしさを、そこで再現出来るのではと感じた。 先生のエスプリを受け継ぎ、バリで感じたあの不思議に満たされた感覚を少しでも多く人に、日本でも伝えられるのではと思い、パリでの教室を一旦閉め、美咲町でのヨガ合宿を開催することに決めたのだった。
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by dojokissako
| 2011-01-12 08:45
| ダヤプティ(DayaPutih)ヨガ
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